まずは、顔の皮脂が増えて肌がテカる原因をご紹介します。

スキンケアの過不足
テカリの原因には、適切なスキンケアができていないことが挙げられます。クレンジングや洗顔が不十分で肌に汚れや余分な皮脂が残っていると、テカリ肌の原因になります。

また、乾燥が過剰な皮脂の分泌を引き起こしている場合も。顔の洗いすぎや保湿不足で肌の水分や油分が減ると、うるおいを守ろうとして皮脂が肌の表面に多く分泌されます。表面はテカリが目立つのに肌の内部は乾燥している、いわゆる「インナードライ」状態で、これがテカリの原因となることもあります。

生活習慣や食生活
生活習慣の乱れや食生活の乱れも、テカリ肌の原因の1つです。睡眠不足やストレスがあるとホルモンバランスが乱れ、皮脂の分泌量が増える場合があります。

また、脂質や糖質を多く摂りすぎることや、皮脂分泌のコントロールに必要なイソフラボン・ビタミンBなどの栄養素が不足することも肌のテカリにつながります。

メイクや化粧品の影響
皮脂の分泌が過剰な脂性肌の場合、油分の多いベースメイクアイテムやスキンケアアイテムは、テカリを悪化させる可能性があります。肌質に合わないタイプを選んでいないか確認が必要です。

また、ファンデーションやコンシーラーなどを厚塗りすると、油分を肌に多く載せることになります。メイクの厚塗りがテカリの原因になっていることもあるでしょう。

紫外線による肌ダメージ
肌は紫外線を浴びると、内部の水分が失われて乾燥します。この紫外線によるダメージがインナードライ状態を引き起こし、結果的に皮脂の分泌が過剰になっている可能性があります。

皮脂には、肌表面に皮脂膜をつくり肌内部の水分が蒸発するのを防ぎ、肌を乾燥から守るという大切な働きがあります。皮脂そのものは肌にとって大切ですが、問題は皮脂の「分泌量」です。

男性は女性よりも皮脂の分泌量が多い傾向があります。これは男性ホルモンが皮脂の分泌に関係しているからです。
また、女性も生活の乱れやストレスなどでホルモンバランスが崩れると皮脂量が多くなることがあります。

皮脂そのものは悪いものではありませんが、皮脂の分泌が多すぎるとテカリやニキビ、べたつきなどの原因に。
適切なスキンケアで、肌の水分-油分バランスを整えることがテカリ予防の第一歩です！

ここからは、肌のテカリを防ぐ正しいスキンケアの方法をご紹介します。

クレンジングと洗顔料で余分な皮脂をオフ
洗顔は、たっぷりのキメ細かい泡でやさしく洗うのがポイントです。テカリが気になる部分は、泡を毛穴にやさしくおしこむように洗いましょう。時間がない朝の洗顔は、カルテＨＤ　モイスチュア ウォッシングフォームのような泡で出てくるタイプの洗顔料を使うのがおすすめです。

メイクをしている場合はクレンジングが必須ですが、実はクレンジングには余分な皮脂や汚れを落とす役割もあります。テカリ肌の場合は、ノーメイクの状態でも洗顔前にクレンジングを使用するのがよいでしょう。

ただし、クレンジングは洗浄力が高いアイテムで、肌の状態によっては乾燥を引き起こしてしまいます。テカリが特にひどいときだけ使用するなど、様子を見ながら使いましょう。

テカリ肌でも保湿が大事！水分と油分を与える
洗い流したあとは、やさしくタオルドライをして保湿ケアをしましょう。たっぷりの化粧水で水分を与えたあとに美容液で肌を整え、乳液やクリームの油分でその水分を閉じ込めることが重要です。

「テカるのが嫌だから、朝は保湿ケアしない」というかたがいるかもしれませんが、それはNG
肌が乾燥していると、肌内部の水分を守るために皮脂の分泌が過剰になることも。水分と油分をバランスよく補って、肌を健やかな状態に整えることが大切です。
お手入れ後のべたつきが気になるかたは、うるおいはきちんと補給しながらもべたつかない「肌あれ バランスケア」がおすすめ。肌の水分-油分バランスを整えておくことで、メイクのりもよくなりますし、化粧くずれ防止にもなりますよ。

日中、肌表面がテカったり、べたついたりしていても、肌内部が乾燥しているインナードライ状態になっていることも。
そんなときは、ミストタイプの化粧水で保湿ケアすると、角層のすみずみにうるおいがチャージされ、キメも整ってメイク直しがしやすい状態に肌を導きます。

カルテＨＤ　モイスチュア ミストローションは、キメ細かなミストでメイクの上からも使用できる高保湿ミスト化粧水。持ち運びしやすいサイズなので、インナードライが気になるかたは、ポーチに常備して気になったときにシュッとひと吹きしてくださいね。

▶ダブル洗顔の必要性について詳しく知りたいかたは 健やか美肌の基本はクレンジング・洗顔から！ ダブル洗顔のススメ をご覧ください。

外出時は紫外線によるダメージを防ぐ
汗をかいて皮脂の分泌が増えると、肌のテカリは悪化してしまいます。さらに、紫外線は乾燥の原因になることも注意が必要です。紫外線のダメージによる乾燥で、インナードライ肌が進行する可能性があります。

紫外線は季節を問わず降り注いでいるものです。外出時は日焼け止めや日傘、帽子などを使用して、肌へのダメージをできる限り抑えるようにしましょう。