2025.07.10
“日やけ”には2種類ある!? 日やけを防ぐための正しい紫外線対策
ビューティコラム


紫外線を浴びることで起こる「日やけ」。実はこの日やけ、2種類あることをご存じでしょうか? 今回は日やけについて詳しく解説するとともに、日やけを防ぐための正しい紫外線対策をご紹介します。
日やけには「サンバーン」と「サンタン」の2種類がある!
一言で「日やけ」といっても、赤くなったり黒くなったりと肌の変化の仕方はさまざまです。
実は、日やけには
✓ 赤くなる日やけ=サンバーン
✓ 黒くなる日やけ=サンタン
の2種類があります。
サンバーン
肌が赤くなる日やけ。
赤くなるだけでなく、ヒリヒリと痛みを伴ったり、ひどい場合は水膨れができたりとやけどのようになることもあります。
紫外線を浴びてから24時間程度が症状のピークで、その後は徐々におさまります。
サンタン
肌が黒くなる日やけ。
紫外線を浴びることで、褐色の色素である「メラニン」が大量につくられ、肌が黒く見えます。
紫外線対策が大切な理由と正しい対策方法
日やけによる肌トラブルは、サンバーン・サンタンだけではありません。紫外線対策が大切な理由と、正しい紫外線対策の方法を解説します。
紫外線対策の重要性と必要なタイミング
日やけによって肌が赤くなったり黒くなったりする状態は、一時的であることがほとんどです。しかし、紫外線対策不足が重なって肌のダメージが蓄積すると、シミ・しわ・たるみなどの肌悩みを引き起こすことがあります。
「黒くなってもそのうち戻るから大丈夫」と思って十分な対策をしていないと、将来的に深刻な肌悩みにつながるかもしれません。
また「日やけ止めを塗るのは夏」というイメージを持っているかたも多いでしょう。しかし、紫外線は一年中降り注いでおり、曇りや雨の日も地上に届きます。日やけ対策は季節・天気にかかわらず欠かせないもので、美肌を保つためには日々のこまめなケアが何より大切。
手遅れにならないよう、年齢を問わず今から丁寧な対策を始めることが重要です。
正しい紫外線対策の方法
紫外線対策の基本は、日やけ止めをきちんと塗ることです。紫外線は太陽から直接降り注ぐだけでなく、空気中のチリなどで散乱したり地面に反射したりと、さまざまな方向から私たちに届きます。日やけ止めをくまなく塗って、あらゆる方向から届く紫外線を防ぐことが重要です。
日やけ止めを塗ったうえで首・腕・脚など隠せる衣類を着用し、帽子・日傘も使ってできる限り紫外線をブロックしましょう。
また、忘れてはいけないのは、日やけ止めはこまめな塗り直しをしないと効果を発揮しづらい点です。日やけ止めは、汗や皮脂、汗を拭いた際のタオルの摩擦などで落ちてしまいます。最低でも2~3時間ごとに塗り直し、汗を多くかいた際はその都度塗り直すのが重要なポイントです。
室内にいるときも油断は禁物です。紫外線は窓ガラスを通過するため、室内にいるときも日やけをする可能性があります。特に窓の近くで仕事や家事をすることが多いというかたは、外出しなくても日やけ止めを塗ったり、衣服で肌をカバーしたりしましょう。
▶日やけ止めの塗り方について詳しく知りたい方は「シミだけじゃない、紫外線で乾燥・肌あれも! 紫外線に負けない肌づくりのコツ」をご覧ください。
また、日やけ後の“ほてり”を予防するために、日中の保湿ケアも有効!
カルテHD モイスチュア ミストローションは、ふんわりミストで手早く保湿できるので、日中の保湿ケアにぴったりです。
乾燥を感じたときだけでなく、日やけ止め塗布後につっぱり感や乾燥感があるときにひと吹きして肌をうるおわせるのもおすすめです。
特に日やけで赤くなりやすい方は、「日中の保湿ケア」で“ほてり”を予防してくださいね。
「日やけしにくい」人も紫外線対策は重要
同じ条件で紫外線を浴びたとしても、日やけの仕方や度合いは人によって異なります。
一般的に、色白のかたはサンバーンを起こしやすくサンタンは起こしにくいと言われています。肌が一時的に赤くなるだけですぐに元に戻るケースがよく見られますが、そのような日やけをしにくい肌質であっても油断してはいけません。
一見変化がなくても肌はしっかりとダメージを受けており、アフターケアを怠ると将来的な肌トラブルの原因になります。肌の乾燥・ごわつきのほか、慢性的なくすみ・色ムラ、シミ・そばかすの蓄積など、すぐには解決できない長期的なダメージとして肌に出現。さらに、紫外線はコラーゲンやエラスチンを減少させるため、ハリや弾力の低下にもつながります。
人によって日やけの仕方は異なりますが、紫外線から受けるダメージは同じ。紫外線による影響をそれほど感じていなくても、毎日の対策をきちんと行うことが大切です。
