2024.02.07

花粉の季節の肌あれ……、花粉が原因かも!? 花粉皮膚炎について

ビューティーコラム

花粉の時期になると、肌が赤くなったりチリチリと痛みがでたりなど、肌あれに悩むことはありませんか? それは、もしかしたら花粉が皮膚に接触することで起こる「花粉皮膚炎」かもしれません。今回は、花粉皮膚炎について詳しくご紹介します。


花粉症でなくても花粉皮膚炎は起こる!

花粉が身体に与える影響というと、鼻水やくしゃみ、目のかゆみなどのアレルギー症状である「花粉症」を思い浮かべる人が多いかと思います。

スギ花粉のイメージ

しかし花粉は、皮膚に付着することで「花粉皮膚炎」という肌のかゆみや赤み、肌あれを引き起こすことがあります。

なんと、この花粉皮膚炎は花粉症でない人にも起こることがあります。

「花粉の季節になると肌の調子が悪くなる」
と感じるかたは花粉が原因かもしれません!


バリア機能を正常に保つことが大切

花粉皮膚炎は、皮膚に花粉が付着することが原因で起こります。

健やかな肌には、うるおいを保ち、外部刺激から肌をまもる「バリア機能」が備わっています。
なんらかの原因でバリア機能が乱れてしまった肌に花粉が付着してしまうと、かゆみ・赤み・肌あれなどの症状が起こってしまいます。

バリア機能が乱れた肌と整った肌のイメージ図

知らず知らずのうちに肌をこすったり掻いたりしてしまうとさらにバリア機能が乱れ、そこから花粉が侵入して肌あれが悪化するという花粉皮膚炎のスパイラルに……!

花粉の季節は

✓ バリア機能を整える保湿ケアを丁寧に行う
✓肌を掻いたりこすったりせず、刺激をあたえない

ことが大切です。


花粉を肌に付着させない

肌をいたわる女性のイメージ

花粉による肌あれを防ぐためには、「花粉を皮膚に触れさせない」ことも大切です。
花粉の飛散が多い日には、大きめのマスクや花粉対策用の眼鏡、帽子などで顔の露出面積を少なくするのがおすすめです。

帰宅後はすぐに洗顔をして、顔に付着した花粉を洗い流しましょう。洗顔後はもちろん保湿ケアで肌をととのえてください。

花粉皮膚炎は、花粉の飛散が終わるまでずっと続いてしまう症状。
毎日のお手入れでバリア機能を整えること、花粉を肌に付着させない・付着したままにしないことを意識して、健やかに過ごしてくださいね。

▶花粉にもゆるがない肌づくりのポイントを詳しく知りたいかたは秋のゆらぎ肌は花粉が原因!? 秋の花粉から肌をまもる方法をご覧ください。

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