2025.02.28

保湿ケアで理想の「うるおい肌」に。成分にこだわるスキンケアの実践ステップ

ビューティコラム

#保湿

水分をたっぷり含んだもちもちのうるおい肌。そんな肌に憧れていろいろなスキンケアを試したけど、どうしてもうるおった肌にならないとお悩みのかたは多いのではないでしょうか?うるおいを重視した化粧水や保湿クリームを使っていても、ケアの方法や生活習慣に問題があると乾燥などの肌悩みが解決しないことがあります。

この記事では、うるおい肌を目指すための保湿スキンケアの正しい手順や、保湿アイテム選びのポイントなどをご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。


「うるおい肌」をつくる保湿スキンケアの基本

スキンケアをする女性のイメージ

水分・油分をキープしたうるおい肌を手に入れるには、以下の3点を重視してスキンケアを行うことが大切です。

①水分をたっぷり与える
②油分でフタをする
③肌のバリア機能を整える

肌の水分は蒸発するため、ただ水分を与えただけではすぐにうるおいが奪われてしまいます。油分を含んだアイテムでフタをして、水分が蒸発しないようキープしなければいけません。

また、肌がうるおいを保つためには、肌が本来持っている「バリア機能」が整っていることが重要です。保湿不足や肌あれによって肌が乾燥していると、肌が水分を保ち自らを外部刺激から守るバリア機能が発揮されません。バリア機能に注目しながら、スキンケアアイテムの成分にもこだわることが重要です。

3つの基本を押さえた正しい保湿スキンケアの手順を、以降で詳しく解説します。


正しい保湿スキンケアの実践ステップ

保湿スキンケアは、以下の手順で行いましょう。

ステップ1:やさしい洗顔で肌を整える
まず、洗顔料を泡立てネットでしっかりと泡立てます。キメの細かい泡が作れたら、手で直接顔をこすらないようにやさしく洗いましょう。強くこすってしまうと肌へのダメージが強く、バリア機能が崩れる原因になってしまいます。洗顔料は顔のふちまで十分に洗い流し、タオルでの拭き取りもやさしく行いましょう。

ステップ2:化粧水で水分を補給
顔を拭いたら、できるだけ早く化粧水で保湿し水分を補給します。アイテムや肌質にもよりますが、コットンのほうが角質層までの浸透力が高いとされています。その際、強く叩いたりこすったりするのは避けましょう。なお、導入美容液を使用する場合は化粧水の前に使用しましょう。

ステップ3:乳液やクリームでフタをする
化粧水で水分を与えたあとは、油分が多く含まれる乳液やクリームでフタをします。この工程も、肌のバリア機能を整えるために欠かせません。朝の洗顔後でも化粧水の次に必ず使用し、メイク前にベタつきが気になる場合はティッシュオフをしましょう。
※ただし、アイテムによっては洗顔後にまず乳液を使う場合もあります。商品の説明をよく読んで、正しい順序で使いましょう。

+α:乾燥が気になる日中もケア
紫外線や湿度の低下などによって、日中も肌の乾燥は避けられないものです。メイクの上から使える保湿アイテムを使って、できる限りこまめに水分を与えるよう意識します。保湿成分が含まれた細かいミストで、顔全体にかけやすいスプレータイプのアイテムをチェックしてみましょう。


保湿スキンケアに適した成分にこだわる

肌のバリア機能を整えるには、十分な保湿が必要です。スキンケアアイテムを選ぶときは、以下の成分が含まれているかに着目してみましょう。

ヘパリン類似物質
近年、注目を浴びているのが「保水有効成分」であるヘパリン類似物質です。ヒトの体内にはヘパリンという成分があり、ヘパリンに構造が似ていることから「ヘパリン類似物質」と呼ばれます。

ヘパリン類似物質が「保水有効成分」とされる理由は、水分を抱え込む力の高さです。「親水基」という水を引き寄せて肌にたっぷりとキープする力が非常に優れています。

さらに、肌のバリア機能のカギをにぎるうるおい構造(角層ラメラ)を立て直す力を持っていることも特徴。うるおい構造(角層ラメラ)とは、肌が本来持つ「うるおいをキープし、外部刺激から肌を守るための仕組み」を指します。

うるおい構造(角層ラメラ)はとても繊細で、摩擦・紫外線などの刺激で乱れることが少なくありません。ヘパリン類似物質は、そのような肌をすこやかな状態に戻すサポートをします。

セラミド
セラミドはもともと肌が持っている成分で、肌の角質層を構成しています。肌が水分を保持するために欠かせない役割を持っており、肌のバリア機能とも深く関わる成分です。

角質層のセラミドが不足すると外部刺激から肌を守りうるおいをキープする機能が落ちてしまい、肌トラブルが引き起こされます。セラミドの配合有無や配合量もチェックしてみましょう。

ヒアルロン酸
ヒアルロン酸もセラミドと同様、体内に含まれている成分です。ヒアルロン酸の大きな特徴は保水力の高さで、1グラムあたり6リットルの水分を保持できるといわれています。

肌の弾力キープや乾燥防止に欠かせない成分で、うるおい肌を目指すかたの保湿ケアに適した成分といえるでしょう。


うるおい肌をサポートする生活習慣

スキンケアをどれだけ丁寧に行っても、生活習慣に問題があれば肌の不調はなかなか改善できません。理想のうるおい肌に近づくために、普段の生活で以下の3点に気をつけましょう。

こまめな加湿で肌を守る
空気の乾燥はうるおい肌の大敵です。乾燥する季節は必ず加湿器を使用して、室内の湿度をやや高めの50%程度にキープするよう心がけましょう。

デスクワークの職場で部屋全体の加湿が難しい場合は、卓上加湿器を使用して顔まわりの加湿を行いましょう。

栄養バランスのよい食事を摂る
うるおい肌を手に入れるには、食べ物も重要です。肌を作るために必要なたんぱく質のほか、ビタミン・ミネラルなどをバランスよく摂取することを意識しましょう。胃腸に負担がかからないように、食べ過ぎや夜遅い時間の食事を避けることも大切です。

十分な睡眠時間を確保する
睡眠中は、美しい肌を保つために必要な2種類のホルモンが分泌されます。成長ホルモンは新陳代謝を促し、肌の水分保持量、すなわちうるおいを増やす役割があるホルモンです。また、睡眠ホルモンであるメラトニンは成長ホルモンの分泌を促す働きをします。

適切な睡眠時間は人によって異なりますが、一般的に成人は1日あたり6~7時間程度の睡眠が必要とされています。毎日十分な睡眠時間を確保できるよう、生活リズムを整えましょう。


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