2026.02.12

生理前の“肌あれ”はなぜ起こる? 原因と対策をチェック

ビューティコラム

#肌あれ・敏感

生理前になると肌あれするし、ニキビもできる……、など肌の調子が悪くなることはありませんか? 生理前に起こる肌の不調は単なる偶然ではなく、女性の身体で起こっているホルモンバランスの変動によるもの。今回は生理前の肌あれの原因を解説します。


生理前に肌あれが起きやすいのはなぜ?

女性の画像

まずは、生理前に肌あれがよく起こる理由を解説します。

生理前の肌あれは女性ホルモンの変動が原因

女性ホルモンには“エストロゲン(卵胞ホルモン)”と“プロゲステロン(黄体ホルモン)”の2種類があります。生理前になると、これらの女性ホルモンのバランスが崩れ、PMSと呼ばれる心身の不調を引き起こします。

肌あれのほかにだるさ、眠さ、食欲増進、イライラ、不安感など、PMSの症状はさまざまです。

個人差はあるものの、エストロゲンとプロゲステロンの分泌量は28日周期で変動するといわれています。この周期を生理周期とよび、生理が始まった日を1日目とし、次の生理が始まる前日までを数えます。

エストロゲンには肌の水分量を増やしたり、コラーゲンの産生を促進したりする働きがあります。エストロゲンが“美肌ホルモン”と言われる理由は、この作用があるためです。

エストロゲンの分泌量が増える生理が始まった日から14日目くらいまでは肌が安定し、肌の調子がよいと感じる日が増えます。

皮脂分泌の増加によるニキビ・吹き出物もできやすくなる

生理前になると、美肌ホルモンと呼ばれるエストロゲンが減少するだけでなく、皮脂の分泌を増やす働きを持つプロゲステロンが増加します。生理前に肌の調子が悪くなり、ニキビや吹き出物ができやすくなるのはこのためです。

さらに、プロゲステロンには便秘を引き起こす作用や食欲を増進させる作用も。便秘による腸内環境の悪化や暴飲暴食によって、さらに肌あれが起こりやすくなってしまいます。

バリア機能の低下で敏感肌に

ホルモンバランスの乱れは、肌のバリア機能にも影響を与えます。バリア機能が低下すると肌は敏感になり、さまざまな刺激に弱い状態に変化。

乾燥や赤みが引き起こされたり、乾燥を補うために皮脂が分泌されることでニキビができたりします。肌がみずからを守る力が弱まって悪循環に陥ることも、生理前の肌あれが手強い原因です。


生理前の肌あれを防ぐ生活習慣

生理前の肌あれを防ぐためには、規則正しい生活習慣が必要です。

栄養バランスに優れた食事と水分補給

美しい肌を保つためには、食生活が大きなポイントになります。たんぱく質・ビタミン・ミネラルなどが不足しないよう、栄養バランスのとれた食事を摂りましょう。毎日規則的な時間に食事をし、夕食は遅くなりすぎないように注意してください。

食べ物だけでなく、十分な水分補給も欠かせません。お茶やコーヒーなどを除いて、目安として一日2L以上の水を摂取しましょう。また、生理前に便秘になりやすい人は食物繊維や乳製品を多めに摂るように意識してください。

睡眠とストレス管理を重視

生理前は体調や精神面の変化が起きやすい不安定な時期です。睡眠時間をしっかりと確保するのはもちろん、早寝早起きをすることや、毎日決まった時間に寝ることを心がけましょう。

眠りが浅くならないよう、寝る直前のスマホの見過ぎや甘いものの食べ過ぎにも要注意。体に負担にならない趣味や食事でリフレッシュしながら、十分な睡眠を取ることが大切です。

適度な運動と血行促進を意識する

生理前はだるさや眠さが出やすいものの、適度な運動も必要です。ウォーキングやストレッチなどの軽い運動を取り入れましょう。一日動かずに血行が悪くなると、肌にも悪影響が出やすくなります。

また、入浴の際は、熱すぎないお湯を張った湯船にゆっくりと浸かるのがおすすめです。血行が良くなるだけでなく精神的にもリラックスできるので、ストレス管理に役立ちます。


スキンケアでできる対策とは?

生理前の肌あれ対策は生活習慣の改善だけでなく、スキンケアでも可能です。敏感な状態の肌に合わせて工夫をしてみましょう。

低刺激・高保湿のスキンケアを選ぶ

生理前のスキンケアには「低刺激処方」「敏感肌向け」などのアイテムを使用するとよいでしょう。バリア機能が乱れて敏感になった肌におすすめです。

また、生理前の肌は乾燥しやすい状態なので、高保湿タイプのアイテムが向いています。保湿成分に注目して化粧水・乳液・クリームなどを選びましょう。

生理前でバリア機能が低下した肌は、水分を保ちにくい状態です。一時的に水分を与えるのではなく、肌のバリア機能そのものをサポートできるアイテムが特に適しています。

洗顔・クレンジングの見直し

乾燥しやすい生理前の肌を洗いすぎるのはNG。低刺激処方の洗顔料やクレンジングを使い、やさしく洗う必要があります。普段の洗顔アイテムや、洗顔の仕方を見直してみましょう。

洗顔料はネットで十分に泡立てるか、泡タイプのアイテムを使って摩擦を起こさないように洗います。しっかりと泡を洗い流したあとは、タオルでやさしく押さえるように水分を拭き取ることも意識しましょう。

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