2025.07.25
ボディクリームで叶えるうるおいケア。見落としがちな体の保湿習慣とは?
ビューティコラム


「顔の保湿には気を配っているけど、ボディケアはつい後回しにしてしまう……」という方も多いのではないでしょうか。しかし、全身を包む肌は顔以外も丁寧なケアが必要です。
この記事では、ボディケアの重要性や基本的なステップ、ボディクリームの選び方を詳しくご紹介します。日々のケアを見直し、全身うるおったボディを目指しましょう。
毎日のボディケアの重要性
肌の乾燥やごわつき、カサつきは誰にでも起こる日常的な悩みです。
冬だけでなく、夏も肌が乾燥していることは少なくありません。汗が蒸発するときに水分を奪われる、エアコンの風に当たるなど、乾燥の原因はいくつもあります。首・腕・脚など顔以外の乾燥が気になることもあるでしょう。
肌の乾燥を放置すると、肌がみずからを守るバリア機能が低下してダメージを受けやすい状態に。特に夏は、肌が乾燥していると紫外線によってさらにダメージを受ける原因にもなります。季節を問わず、毎日のボディケアで肌のうるおいとバリア機能を保つことが大切です。
ボディケアの基本ステップとポイント
では、具体的なボディケアの方法とポイントをご紹介します。
体を洗うときは、やさしく洗いすぎないことを意識しましょう。「肌は擦ってはいけない」とよく言われますが、肌を清潔に保ちターンオーバーを正常にするために、古い角質を適度にオフすることも必要です。ボディソープをしっかりと泡立てたうえで、やわらかめのボディタオルやボディブラシでやさしく洗いましょう。
ある程度の摩擦が発生するぶん、ボディソープは肌にやさしい使い心地のものが適しています。「アミノ酸系」の洗浄料を使用したボディソープはマイルドな洗浄力で、しっとり仕上がるタイプ。泡立ちにくいことがあるものの、肌をやさしく洗い上げます。一方で「石けん系」や「合成界面活性剤系(高級アルコール系・石油系)」の洗浄料は泡立ちがよく洗浄力が比較的高いことが特徴です。
そして、最も重要なのが入浴後の保湿ケアです。十分な量のボディクリームを全身に塗り、洗ったばかりのデリケートな肌を保湿します。お風呂上がりの全身の保湿は、季節を問わず毎日行いましょう。
また、日中も室内で乾燥が気になったときや紫外線を浴びたあとにボディクリームや保湿スプレーを使用して、肌のうるおいをキープします。
ボディクリームの選び方
使用するボディクリームを正しく選ぶことも大切です。ボディクリームを選ぶときは、以下の3点をチェックしましょう。
①保湿力の高い成分が含まれているか
乾燥をしっかり防ぐためには、保湿成分を確認することが重要です。代表的な保湿成分には、セラミド、ヒアルロン酸、シアバター、グリセリンなどが挙げられます。
また、近年注目されている保水有効成分「ヘパリン類似物質」は肌のバリア機能に重要なうるおい構造(角層ラメラ)を整え、肌が水分を保持する機能をサポートするはたらきを持つ保湿成分です。
上記のような保湿成分に加えて、うるおいを保護するためのオイルやワセリンが含まれていると、与えた水分をキープしやすくなります。ボディクリームを選ぶ際は、うるおいをたっぷり与えたうえに長時間保持できる成分配合であるかに着目しましょう。
②べたつかずにしっとりとした仕上がりか
毎日使うボディクリームは使用感も大事なポイントです。よく伸びて広範囲にも塗りやすく、肌になじみやすいか要チェック。さらに、肌をやわらかくしっとりさせながらも、表面はさらさらに仕上がるものを選ぶと使いやすいでしょう。
③敏感肌でも使いやすいか
乾燥が気になるとき、肌は敏感で刺激に弱い状態になっています。毎日全身に使うボディクリームは、敏感な肌にも使いやすいかどうかが大切です。パッケージに「敏感肌用」「低刺激」「無添加」などと書かれているかチェックしましょう。
ボディクリームを塗るタイミングと効果的な塗り方
続いて、ボディクリームを効果的に使うポイントをご紹介します。
ボディクリームは、入浴後に肌がまだ少し湿っている状態で塗るのがベストです。入浴後は肌の水分が一気に奪われていくのでスピードが勝負。乾燥が始まる前に素早く全身の保湿を行いましょう。
ボディクリームは、手のひらで温めてからマッサージするように塗ると角質層まで浸透しやすくなります。季節を問わずこの習慣を毎日続けることで、乾燥知らずのなめらかな肌を目指せます。
高保湿ボディクリームを使うメリット
ボディクリームの保湿力にはさまざまなものがありますが、なかでも「高保湿」を謳うボディクリームが肌のうるおいをキープしやすいでしょう。
高保湿ボディクリームは、濃密でコクのあるテクスチャーで、肌の乾燥した部分にもピタッと密着することがメリットです。肌のうるおいを長時間キープし、カサつきを防ぎます。また、香りが強すぎないアイテムが多く、毎日どのようなタイミングでも使いやすいことがメリットです。
まとめ
毎日の丁寧な保湿ケアは、顔だけでなく体にも必要です。冬の寒さや空気の乾燥はもちろん、夏の紫外線やエアコンによる乾燥に負けないためにも全身のボディケアを行いましょう。
ボディケアは、不要な角質は落としながらもうるおいを保ちながら洗浄し、その後しっかりと保湿することが大切。ボディクリームは保湿成分に着目し、うるおいを長くキープできるアイテムを選びましょう。塗るタイミングや塗り方もポイントです。
この記事を参考に、全身隙のないうるおった肌を目指してください。
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