2025.01.15
ニキビができちゃった! スキンケアやメイクで気をつけることは?
ビューティコラム


ニキビができたとき、スキンケアやメイクはどうしていますか? 間違った方法で行うと治りが遅くなるばかりか悪化することも! ニキビができてしまったときのスキンケア・メイクで気をつけるべきことを解説します。
ニキビがあるときにメイクをしても大丈夫?
ニキビができたときにメイクをしてもいいか気になるかたは多いはず。結論として、ニキビの症状によってはメイクを控えたほうがよいでしょう。
ファンデーションやコンシーラーなどのベースメイクアイテムは、どのような商品であっても毛穴を塞いでしまいます。さらに、ニキビができた肌はバリア機能が落ちているので肌あれをしやすい状態です。特に、赤く腫れた黄ニキビなど炎症が強い箇所にメイクをするのは避けるべきでしょう。
メイクが必要な場合は、敏感肌用・低刺激処方などの肌にやさしいアイテムを選んで、できる限り負担を少なくしましょう。
また、ニキビができたときの鉄則は「ニキビにさわらない」ということ。気になってニキビをさわってしまうと、悪化したりニキビ跡が残ったりする原因に。スキンケアやメイクの際に少し触れるのは仕方ありませんが、最小限にしましょう。
ニキビをつぶすのは絶対にNG。早く治るどころか化膿したり、跡が残りやすくなったりするので注意してくださいね。
ニキビ肌のスキンケアで気をつけるべきこと
1.洗顔しすぎに注意

洗顔は朝・晩の1日2回でOK。「ニキビができたらたくさん洗顔したほうがよい」と思っているかたもいるかもしれませんが、それは間違いです。洗いすぎによって乾燥し、かえって皮脂の分泌が過剰になる可能性があります。
洗顔をする際は、事前にクレンジング料でメイク・皮脂・汚れをすっきり落としましょう。肌の状態にもよりますが、クレンジング料はメイクをしていないときにも皮脂や汚れを落とすために使うのが理想的です。
洗顔料は泡立てネットを使ってキメの細かい泡を作るのがポイント。ニキビは刺激を与えると悪化するので、泡で肌を包み込みやさしく丁寧に洗いましょう。洗い終わった後、泡が残らないようにしっかりと洗い流すことも大切です。
また、洗顔後の乾燥による過剰な皮脂の分泌を防ぐために、使用する洗顔料を見直すのもよいでしょう。保湿成分が含まれた洗顔料でうるおいを保ちながら余分な皮脂を落とすと、バランスの取れた肌をキープしやすくなります。
2. 丁寧に保湿ケア

洗顔後はニキビがある箇所を避けながら、すぐに保湿ケアをしましょう。
「ニキビができているときは保湿ケアしないほうがよいのかな?」と思うかたもいるかもしれませんが、乾燥は新たな肌トラブルを引き起こします。ニキビには触らないようにしながら、化粧水・乳液・クリームなどで保湿を行いましょう。
保湿アイテムを塗布する際は、手のひらで肌を包み込むイメージで。やさしく丁寧にハンドプレスでなじませましょう。
普段、化粧水や乳液を塗布する際にコットンを使っているかたも、ニキビができている間は手でなじませるのがおすすめです。
▶ 保湿ケアの正しい方法を詳しく知りたいかたは見直そう、基本のお手入れ!ビューティディレクターが教える「基本の保湿ケア」をご覧ください。
3. 日焼け止めで紫外線対策を

紫外線はニキビが悪化する原因の1つ。肌が紫外線を浴びると汗をかいて皮脂の分泌が増える皮脂が酸化する、肌のバリア機能が低下してターンオーバーが乱れるなどの影響があります。さらに毛穴が詰まってニキビが悪化する可能性があるので、外出時の日焼け止めは必須です。
日焼け止めをニキビの上に塗るときは、絶対にこすらないように意識してやさしく塗りましょう。重ねづけをする必要はなく、ほかの箇所と同じ量を塗ればOK。また、帰宅した際はすぐに洗顔をして日焼け止めを落として肌に残さないことがポイントです。
ニキビ肌のメイクで気をつけるべきこと
1.ニキビ肌にあった下地とファンデーションを選ぶ

ファンデーションを塗る前に肌の土台をととのえる役割がある化粧下地。ニキビがあるときは、脂性肌向けのテカリ防止タイプや敏感肌向けの低刺激タイプを選ぶのがよいでしょう。
ニキビを隠して肌を均一にするファンデーションは、リキッドやクリームに比べて油脂が少ないパウダータイプが適しています。肌をこするとニキビが悪化する原因になるので、ブラシでサッと塗れる軽いパウダーであればより負担がかかりにくくなります。
ブラシ・パフ・スポンジのいずれを使う場合でも、こまめに洗って清潔な状態を保つことも心がけましょう。さらに、ニキビができにくいノンコメドジェニック処方や、肌あ荒れ・ニキビを防ぐ有効成分が含まれた薬用化粧下地・薬用ファンデーションもあるので要チェックです。
2.ニキビをカバーする際はコンシーラーやコントロールカラーを活用

ファンデーションだけでニキビを隠そうとすると、どうしても何度もこすってしまうことに。ニキビをカバーする際はカバー力の高いコンシーラーを使うのがおすすめです。
赤味が目立つニキビには補色であるグリーン系のコントロールカラーを使うのもおすすめ。コンシーラーやコントロールカラーをニキビの上に塗るときは、やさしくトントンたたくようになじませましょう。
3.メイクはクレンジングできちんと落とす

肌にメイクや日焼け止めが残ったままの状態は、ニキビが悪化する原因に。クレンジングを使って丁寧にメイクをオフしましょう。クレンジングはクッション性が高く、肌あたりのやさしいものを選ぶのがポイント!
クレンジングを肌になじませるときはやさしく丁寧に。すすぎ残しのないように丁寧に洗い流しましょう。生え際やフェイスライン、小鼻の周りはすすぎ残しやすい部位なので注意してくださいね!
やさしくしっかり落とすアイテム
