2024.01.31

妊娠中のお悩み「妊娠線」はなぜできる?

ビューティーコラム

幸せと不安が入り混じるマタニティ期。おなかの赤ちゃんだけでなく、自分自身の体調や身体、心のバランスも大きく変化するためいろんな悩みを抱えがち。そんな妊婦さんのお悩みの1つが「妊娠線」。今回は、「妊娠線」ができる理由と予防法について詳しく解説します!


妊娠線ができる理由

妊娠線(ストレッチマーク)とは、皮膚が引っ張られることでひび割れたような“すじ”が生じる状態のことです。

妊娠中のおなかのイメージ

妊娠線の原因は、真皮を構成するコラーゲン線維やエラスチン線維が裂けてしまうこと。真皮の構造は縦方向の伸縮性には優れますが、横方向には弱いという特徴が。
そのため、妊娠6か月頃からおなかの赤ちゃんの成長に伴い、皮膚が横方向に急激に引っ張られ、妊娠線が生じてしまうのです。

さらに、妊娠中はコラーゲンの生成を抑制するホルモンが多く分泌されるため、真皮の断裂(=妊娠線)が発生しやすくなるともいわれます。


妊娠線ができるのはおなかだけではない!?

マタニティマーク

「妊娠線というとおなかにできるもの」というイメージがあるかもしれませんが、実はほかの部位にもできます。

妊娠線のできやすい部位が

✓ 胸のまわり
✓ おなか
✓ おしり
✓ 太もも

です。

「おなかだけ」という先入観をもたず、全身くまなくお手入れをすることが大切です。


妊娠線を予防するために大切なこと

妊娠による急激な体形変化で発生する妊娠線ですが、予防はできるのでしょうか?

手軽にできる予防法は「毎日の保湿ケア」です。肌にうるおいを抱え込ませ、柔軟性のある状態を保つことが大切です。

妊娠線ができやすいのは6か月以降のおなかが目立ってくる時期ですが、妊娠に気づいたときから保湿ケアをして肌をうるおいで満たしておくのがおすすめです。

おなかだけでなく、先述した妊娠線のできやすい部位を含めた全身のお手入れが大切です。

妊娠中はお肌も心もとっても敏感。心地よいと思う使用感のもの、肌にやさしい低刺激処方のアイテムでお手入れしてあげるとベタ―です。

スキンケアをする妊婦さんのイメージ

ただ、妊娠線のできやすさには個人差があり、お手入れをしてもできてしまうことがあります。
そして、お手入れしようと思っても、つわりや体調の悪さなどでお手入れが難しい日もあるかもしれません。無理のない範囲で「できるときにできる範囲のお手入れ」をつづけてください。

一般的に妊娠線は、出産後に少しずつ目立たなくなっていくといわれます。

妊娠時に何より大切なことはご自身とおなかの赤ちゃんの健康。 無理のない範囲で、妊娠線対策の保湿ケアを取り入れてくださいね。

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