2025.08.29

ゼロから始めるメンズスキンケア|初心者向けの基本ステップとアイテム選びのポイント

ビューティコラム

#基本のスキンケア

「スキンケアに興味があるけど、知識がなくて何をしたらいいのかわからない…」という男性は多いのではないでしょうか。男性の肌は皮脂分泌が多く、テカリや毛穴汚れが目立ちやすいため、丁寧なスキンケアが必要です。スキンケアで清潔感のある肌を手に入れれば、ビジネスでもプライベートでも好印象を与えられます。

本記事では、スキンケア初心者の男性に向けて、毎日続けやすい基本のステップや肌質に合わせたケア方法をわかりやすく解説。「とりあえずオールインワンを使っているけど、これでいいのかわからない」という方は、ワンランク上のケア方法を学べます。自分に合ったスキンケアを取り入れて、好印象な肌を目指しましょう。


なぜメンズもスキンケアが必要なのか?

スキンケアをする男性

スキンケアを始めるにあたり、まずは男性の肌の特徴を押さえておきましょう。男性の肌は女性に比べて皮脂分泌が多く、毛穴詰まりやテカリ、ニキビといったトラブルを起こしやすい傾向があります。さらに、髭剃りなどの刺激によって肌が乾燥したり、表面は皮脂が多いのに内部が乾燥している「インナードライ」状態になったりと、乾燥にも注意が必要です。

肌の清潔感は人に与える印象を大きく左右します。肌が荒れていたり脂っぽくテカっていたりすると、不衛生でだらしない印象を与えてしまうこともあるでしょう。きちんとケアされた肌であれば、清潔感や自己管理ができている印象が強くなり、信頼感を高めることにもつながります。

近年は男性向けのスキンケアアイテムが増えており、美容皮膚科でのケアや脱毛なども人気です。肌をきれいに保つことは、男性にとっても日常的な身だしなみの一部として定着しつつあります。今からスキンケアを習慣化し、清潔感あふれる印象を手に入れましょう。


メンズスキンケアの基本ステップ【初心者向け】

スキンケアは難しいものではありません。まずは毎日続けられる基本のステップを押さえることが大切です。初心者でも始めやすい、シンプルな4つの手順をご紹介します。

ステップ1:クレンジング・洗顔で皮脂や汚れを落とす
男性の肌は皮脂分泌が多く、毛穴に汚れが詰まりやすいため、まずはクレンジングと洗顔でしっかりと汚れを落とすことが大切です。

「メイクをしていないのにクレンジング?」と思うかたが多いかもしれませんが、実はクレンジング料は顔の皮脂や汚れを落とすことにも役立ちます。特に皮脂や毛穴詰まりが気になる場合は、洗顔料を使う前にクレンジングをする習慣をつけましょう。

洗顔料は泡立てネットなどを使用してしっかり泡立てて、ゴシゴシこすらず優しく洗うのがポイントです。洗顔後はタオルで水分を押さえるように拭き取り、すぐに保湿ケアに進みましょう。

ステップ2:化粧水で水分を与える
洗顔後の肌は水分が奪われやすく、何もしないとあっという間に乾燥が進みます。洗顔後すぐに化粧水でしっかりと水分を補給しましょう。夜の洗顔後はもちろん、朝の洗顔後も保湿ケアは欠かせません。

化粧水は手のひらかコットンに取り、やさしく押さえるようにしながら顔全体にくまなく塗るのがポイント。目元や口元、鼻のまわりなども塗り残しがないようにしましょう。

ステップ3:油分が含まれた乳液・クリームで蓋をする
化粧水で補った水分は、そのままだと蒸発してしまいます。化粧水を塗ったあとに乳液やクリームで油分の膜を作り、水分を閉じ込めることが重要です。

乾燥肌やインナードライを防ぐために、乳液とクリームの両方を使って保湿することが基本ですが、皮脂が多い場合は乳液のみの使用でも問題ありません。部分ごとに乳液とクリームを使い分けてもよいでしょう。

ステップ4:朝の洗顔後は日焼け止めでUVケア
紫外線はシミやシワ、乾燥などを引き起こす大きな原因です。紫外線は曇りの日や雨の日も降り注いでおり、窓ガラスを通過して部屋の中に差し込んでくることもあります。日中は屋外にいる時間の長さに関係なく、UVケアをするのが理想的です。

朝の洗顔・保湿のあとに忘れずに日焼け止めを塗ることを習慣化しましょう。


肌質別メンズスキンケアのポイント

男性は女性よりも皮脂が多いことが一般的ですが、肌質は人によってさまざまです。ここでは、4つの肌質別にスキンケアの方法やアイテム選びのポイントを紹介します。

オイリー肌(脂性肌)
皮脂の分泌が活発なオイリー肌は、毛穴詰まりやテカリ、ニキビなどの肌トラブルが起きやすいのが特徴です。まずは朝晩のクレンジング+洗顔で余分な皮脂や汚れを落とすことが基本。肌に必要な油分まで落としすぎないよう注意しながら、さっぱり系のスキンケアアイテムで整えます。

皮脂が多いからといって十分な保湿をしないのはNG。皮脂の多さの原因が肌内部の乾燥というケースもあるので(インナードライ)、化粧水でしっかりと保湿し、油分の少ない乳液やジェルで仕上げるのが効果的です。

乾燥肌
カサつきやつっぱりを感じやすい乾燥肌は、保湿を重視したケアが必要です。洗顔後はなるべく早く化粧水で水分を補い、保湿力の高い乳液やクリームでしっかりと蓋をしましょう。

肌を刺激することがあるため、敏感肌用や低刺激処方のスキンケアアイテムを選ぶのがおすすめです。日々のケアを丁寧に行うことで、肌のうるおいバリアを整え、乾燥しにくい肌へと導けます。

敏感肌
敏感肌の場合は「敏感肌向け」「低刺激処方」などの表示があるスキンケアアイテムが適しています。シンプルな成分構成のものを選び、洗顔時もこすらずやさしくケアをすることが、肌トラブルを防ぐポイントです。

混合肌
混合肌は、Tゾーン(額・鼻・眉間を結んだエリア)は皮脂が多くテカリやすい一方で、頬や口元は乾燥しやすいなど、部位によって肌質が異なるタイプの肌です。混合肌の場合は、部位ごとに使うスキンケアを調整するのがポイント。

Tゾーンは皮脂対策重視のさっぱりとしたアイテム、乾燥しやすい部分にはしっとり感が強い保湿アイテムを使い、肌全体のバランスを整えることが大切です。


メンズスキンケアアイテムの選び方

スキンケアアイテムは、肌質に合わせるほかにも選ぶ際のポイントがあります。まず、どのようなアイテムを購入する場合も事前に成分表を確認するのが大事。化粧品の成分は、配合量が多い順に並んでいます。

乾燥しやすい肌・インナードライで皮脂が多い肌には、保湿成分が豊富に含まれたアイテムが適しています。保湿成分にはヒアルロン酸・セラミド・ヘパリン類似物質などさまざまな種類があるので、自分に合った成分を探していきましょう。

また、成分表に載っている成分の数が少ないアイテムを選ぶことも一つの方法です。シンプルな構成であることで、肌に合わない成分が含まれる確率が下がります。ただし、少なければよいということではありません。十分に保湿できるかどうか、自分に合うかどうかは必ず押さえましょう。

年齢やライフスタイルに応じた商品選びをすることもポイントです。年齢を重ねた肌が気になるかたには、エイジングケア(※1)ができるアイテムがおすすめ。日中外で過ごすことが多いかたや、屋外でのスポーツをする習慣があるかたは美白(※2)効果があるアイテムを選ぶとよいでしょう。

毎日忙しく、スキンケアにたっぷり時間を割くのが難しい場合は、化粧水・乳液・クリーム・美容液などの役割が一つになったオールインワン化粧品を選ぶのもひとつの手です。

テカリ・乾燥知らずの肌を目指すなら、スキンケアを継続することが何より大事。無理なく使いやすいアイテムを選びましょう。

(※1)年齢に応じたケアのこと
(※2)メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐこと


スキンケアを習慣化するコツは?

スキンケアで最も大切なのは、習慣化することです。最初から時間をかけた完璧なケアを目指すのではなく、無理なく生活に取り入れる工夫をしましょう。

たとえば、朝晩の歯磨き後にスキンケアを行うようにすれば、自然とルーティンに組み込めます。また、洗面所のすぐ手が届く場所や目に入りやすい場所に化粧水や乳液などを置いておくことで、使い忘れが減るでしょう。

はじめのうちは「洗顔料での洗顔+保湿」という基本の2ステップだけを行い、スキンケアは手軽なオールインワンを使ってもOK。慣れてきたらクレンジングを追加したり、肌質に合わせて化粧水・乳液・クリームを選んだりしましょう。

大切なのは、毎日少しずつでも続けることです。継続することで肌の変化を実感でき、モチベーションも高まります。

まとめ
見た目の清潔感や第一印象を左右する日々のスキンケアは、今や男性にとっても重要なものです。

男性の肌は皮脂が多いケースや内部が乾燥しているケースが多く、丁寧なスキンケアが必要。まずは基本の洗顔と保湿から始め、少しずつスキンケアアイテムの種類やケアの工程を増やしてみましょう。

毎日無理なく続けることが美肌への近道です。今日から少しずつ、肌との向き合い方を変えていきましょう。


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