年齢を重ねるにつれて目立ちやすくなるのが、目元のシワやたるみです。目元は見た目の年齢を大きく左右するパーツで、急に顔が老けたと感じる原因は目元にあるかもしれません。

目元のシワやたるみは老け見えの原因になるだけでなく、疲れて見えたり不機嫌に見えたりすることも。周りの人に与える印象にも強い影響があるため、非常に重要なパーツといえます。

目元は顔の中でも年齢にともなう変化が現れやすいパーツです。目元の皮膚は顔の中で最も薄く、乾燥しやすいという特徴があります。また、目の周りの表情筋はまばたきや表情の変化によって1日に何千回も動き、これもシワの原因のひとつです。

さらに、紫外線も目元の肌に負担を与えます。こうした条件が重なり、目元は他の部分よりも早く変化が現れやすいのです。

目元に限らず、シワやたるみといった年齢サインの多くは、肌の水分不足から始まるといわれています。

肌が乾燥してうるおいが失われるとキメが乱れ、細かな線状のシワが発生。そこから肌の乾燥が続くと、線のようなシワはやがて深く刻まれた溝へと変わり、目立ちやすい状態になってしまいます。

すこやかで若々しい印象の目元を保つためには、日々のスキンケアで十分なうるおいを与えることが第一歩です。

次に、目元のケアに使う保湿アイテムの選び方のポイントを紹介します。

①敏感な目元に適した、低刺激処方を選ぶ
皮膚が薄く刺激を受けやすい目元には、「敏感肌向け」や「低刺激処方」などの表示があるものを選ぶとよいでしょう。

頬や額など他に重点的にケアをしたい部位がある場合は、保湿アイテムを使い分けても構いません。

②肌のうるおい構造をサポートする成分をチェック
乾燥しやすい目元には、ヒアルロン酸・セラミド・コラーゲンなどの保湿成分が豊富に含まれたアイテムを使いましょう。

また、近年は肌のうるおい構造にアプローチしてバリア機能のサポートをする「ヘパリン類似物質」という保水有効成分も注目されています。それぞれ特徴が異なるので、自分に合う保湿成分を使用したアイテムを選びましょう。

③朝晩しっかり使える、続けやすい使用感も大切
保湿ケアは毎日続けることが何より大切です。ベタつかずメイク前にも使いやすいテクスチャや香りの有無、容器からの出しやすさなどもチェックし、毎日朝晩の2回使用してもストレスのないアイテムを選びましょう。

朝はさらっとした軽いテクスチャ、夜はしっとりとしたテクスチャとアイテムを使い分けるのもおすすめです。

シワやたるみは、特別なスキンケアですぐに改善したり、完璧に予防できたりするものではありません。基本的な保湿ケアを毎日丁寧に続けて、肌のうるおいをキープすることが大切です。

目元は特に乾燥しやすく敏感な部位です。化粧水と乳液で肌を整えたあとは、保湿力が高く敏感肌にも使えるクリームで、うるおいが逃げないようにしっかりと蓋をすることを重視しましょう。

高保湿のクリームを選び、朝晩の洗顔後や乾燥が気になるときにやさしく重ねる習慣をつけることで、肌がうるおったすこやかな印象の目元を目指せます。

まとめ
目元は顔の中で最も年齢のサインが出やすいパーツで、シワやたるみは老け見えや疲れた印象の原因となります。

目元のシワやたるみの始まりは乾燥にあり、肌の水分不足が細かなシワを深い溝へと変えてしまいます。だからこそ、毎日の保湿が若々しい目元を守るカギになります。

肌をサポートする保湿成分が含まれたスキンケアアイテムを使用し、丁寧なケアを継続して行いましょう。