表 萌々

PROFILE
薬学部出身で、大学時代は「ラメラ構造（うるおい構造）」について研究。コーセーマルホファーマ株式会社では商品企画を担当。大学の薬学部時代から培った知識と経験を活かし、人々の肌の健やかさと美しさを育み商品を考える日々。
商品企画におけるモットーは「お客さまの気持ちになって考える」。市場調査などをした際も表面上の結果だけでなく、「自分がお客さまの立場だったらどう思うのだろう」と結果に至る経緯や心情を深く読み解くように心がけている。

これまで、カルテHDは「どんな保湿ケアをしてもうるおいが続かない！」という乾燥に深く悩む方へ“肌あれ 乾燥ケア”を発売し、高い評価をいただいておりました。

改めて市場調査をしてみると、

「全体的な乾燥は気になるけれど、鼻やおでこだけテカリやべたつきが気になる」
「べたつくけれども、乾燥感がある」
「毛穴の目立ちが気になる」

という乾燥だけでなく皮脂や毛穴悩みも併せ持った、カサつきとテカリなどに悩む「カサ＆テカ悩み」 を抱える方が多くいらっしゃいました。

そんな方の肌悩みに対しても、「ヘパリン類似物質HDがお役に立てるのではないか」と思い、肌あれ バランスケアの企画開発に着手いたしました。

従来の“肌あれ 乾燥ケア”と新発売となる“肌あれ バランスケア”は肌へのアプローチ方法を変えました。

主な違いとしては「テクスチャー」と「成分」の2つです。

テクスチャーについては、「浸透感」にこだわりました。
一般的な「皮脂ケア」製品ではさっぱりとした使用感のものが多いですが、カルテHDの新しいシリーズとしてはどのようなものが相応しいのかを改めて考え直しました。

カサ＆テカ悩みを抱えるお客さまのご意見を聞くと、「べたつきたくない」という意見が多くありましたが、＜べたつかない＝さっぱり＞という単純なものではなさそうでした。

より深く意見を聞いていくと、「うるおいは欲しいけれど、べたつくのはイヤ」という方が多いことが分かりました。

うるおいのなかでも、しっとりというよりは「浸透感のよさ」を求める声が非常に多くあがりました。そのため、今回のシリーズは浸透感のあるみずみずしいテクスチャーにこだわっています 。

充実感のある うるおいを肌に補いながらも、浸透感が高くてべたつかない使用感。これらをすべて実現するのはとても苦労した点です。 検討を繰り返した結果、厚みのあるベースが伸ばした瞬間にほぐれるようにスーッと広がる感触をもつ新しい処方を確立することができ、うるおい感と浸透感、べたつきのなさのベストバランスを築くことできました。

成分としては、肌あれ バランスケアのために開発した“クリアアップCPX^※2”を配合しております。
クリアアップCPXとはテカリや毛穴が気になる肌に着目して開発されたので、ビタミンB6誘導体をはじめとする数種の美容成分をこだわりの比率で組み合わせました。
べたつきやテカリ、毛穴の目立ちに悩む肌をうるおいで満たし、毛穴を目立ちにくくする効果があります。

※1：角層まで
※2:クリアアップCPXはビタミンB6誘導体（塩酸ピリドキシン）・N-オクタノイルグリシン・ゼニアオイエキス・濃グリセリンをこだわりの比率で組み合わせた保湿成分です。

私は薬学部出身なのですが、大学ではうるおい構造（角層ラメラ）について研究していました。そのため、うるおい構造を立て直す働きのある ヘパリン類似物質HDは、保湿界の“アイドル”的な存在だと考えています！

ヘパリン類似物質HDは乾燥だけでなく、敏感症状や肌あれに悩む方にもおすすめの成分です。今回「肌あれ バランスケア」を発売することで、より多くの皆さまにヘパリン類似物質HDの効果を体感いただき、皆さまの肌悩みを1つずつでも解決していければと考えています！

※ヘパリン類似物質HDは保水有効成分ヘパリン類似物質のことです。

配合成分からテクスチャーまでお客さまの肌に寄り添って気配り・思いやりをもって企画開発された肌あれ バランスケア。聞いているだけで、早く試してみたくなりました！
表さん、素晴らしいお話をありがとうございました。
次回は、肌あれ バランスケアの各アイテムのこだわりを詳しく教えていただきます！