2024.08.20
エイジングケアとは?何歳から必要? おすすめのケア方法・手順を紹介
ビューティーコラム
年齢による肌の変化が気になって、そろそろエイジングケアを始めたほうがいいのかも?と悩んでいるかたは多いはず。でも、一体いつから必要なのか、40代・50代にはどんなケアがいいのか……など疑問がたくさんありますよね。
この記事では、エイジングケアの基本から若々しい印象の肌を保つためのケア方法まで詳しくご紹介します。女性はもちろん、メンズ向けのケアやアイテムを知りたい男性もぜひご覧ください。
※この記事での「エイジングケア」とは年齢に応じたケアを指します
エイジングケアとは?
まずは、エイジングケアの意味、エイジングケアが必要なパーツについて解説します。
●エイジングケアとはどういう意味?
「エイジングケア」は、年齢に応じたお手入れ全般を意味します。
エイジングは日本語で「加齢、老化」なので、年齢を重ねた人が老化を遅らせたり防いだりするために行うというイメージがあるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。
40代・50代でシミ・シワなどに対するケアを行うことはもちろん、20代・30代のうちから継続して丁寧な保湿ケアをして、うるおった健康的な肌をキープすることもエイジングケアのひとつ。
また、化粧水・美容液・フェイスパックなどを使うことに限らず、サプリメントや美容ドリンクの摂取で体の内側から年齢に合わせたケアを行うこともエイジングケアです。
●エイジングサインはどこに出る?
加齢によって発生する「エイジングサイン」としてよく見られるのは、以下のものです。
● シワ
● シミ
● 乾燥
● くすみ ※乾燥による
● ハリ不足
これらのサインに対して、エイジングケアでアプローチしていきましょう。特に、年齢が出やすいとされる目元や口元、おでこは重点的にケアが必要。また、顔だけでなく、シワができやすい首のケアもあわせて行うのが理想です。
上のサインを見て「20代・30代にはあまり関係なくて、40代・50代になってからでいいのでは?」と思った場合は要注意。生活習慣や日頃のケアの仕方によっては若いうちからエイジングサインが出る可能性が十分にあります。
何歳からエイジングケアが必要?
「何歳からエイジングケアをすべき?」「20代だと早い?」と疑問を持っているかたは多いでしょう。
その答えはズバリ、できる限り早いうちに、20代から初期エイジングケア(ファーストエイジングケア)を始めるのがおすすめです。「10代の頃に比べると肌が乾燥しやすくなった」「なんとなく肌のハリや弾力がなくなってきた」など、ほんの少しでも変化を感じたらエイジングケアの始めどきです。
一方で、すでに40代・50代だと遅いのでは?と心配になったかたもいるはず。しかし、諦めは禁物です。次で紹介する方法を参考に、日頃のお手入れを工夫することで、若々しい印象の肌を目指しましょう。
美肌を保つためのエイジングケアのポイント
ここからは、エイジングケアの具体的な方法をご紹介します。どの年代であっても、お肌のケアの基本は保湿。乾燥による小ジワやくすみなどを防ぐためにも、うるおいを保って健康な状態をキープすることを心がけましょう。
●朝晩2回、正しい手順で洗顔~保湿を行う
まずは朝晩の洗顔~保湿のやり方を見直してみましょう。
摩擦が起きないように洗顔料を十分に泡立て、肌をこすらずに洗えているかチェック。すすいだあとはすぐに保湿が必要ですが、美容液を使う場合はどのような順序で使うのか確認しましょう。なかには、化粧水の前に使うことを推奨されている導入美容液もあります。スプレータイプの化粧水や伸びのよいテクスチャーのクリームなど、広範囲に使えて首まで保湿しやすいアイテムを活用するのがおすすめです。
また「べたついてメイクがヨレてしまうから、朝は化粧水しか使わない」というのは基本的にNG。保湿不足で肌の水分量が減少しているかもしれません。朝晩のどちらも、洗顔後は乳液やクリームなどを使用してうるおいを閉じ込めます。化粧崩れはメイク前のティッシュオフやベースメイクアイテムの工夫で防ぎましょう。
●エイジングケアに適した成分が入ったアイテムを使う
普段のスキンケアをエイジングケアに適した成分が配合されたアイテムに変えることもポイントです。
シワのお悩みにはレチノールやナイアシンアミド、シミ予防にはビタミンC誘導体やハイドロキノンなどがよく使われます。
しかし、肌を健康に保つお手入れの基本は、年齢や外的要因などによって失われるうるおいをしっかりと与えること。20代のかたも50代のかたも、保湿成分が入ったものを基本のスキンケアアイテムとして使用するのがおすすめです。
代表的な保湿成分には、セラミド・ヒアルロン酸・コラーゲンなどが挙げられます。そのほか、近年は保水力の高さから“保水有効成分”として承認を受ける「ヘパリン類似物質」も注目されています。
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メンズの場合も保湿が重要で、女性より肌が乾燥しやすい傾向があります。まずは保湿を重視したアイテムを使い、正しい方法でケアしてみましょう。
●肌質に合ったアイテムを選ぶ
乾燥肌・脂性肌・混合肌など、肌質は人によってさまざま。乾燥肌の場合は保湿力重視のアイテム、脂性肌の場合はべたつきの少ないアイテムなど、自分の肌質に合った化粧品を選びましょう。部位によって違うこともあるので、複数のアイテムを使い分けるのもおすすめです。
ただし、皮脂が多いかたは注意が必要。脂性肌だと思っていても、実は肌内部はうるおいが不足しているインナードライ肌である可能性が。皮脂ケアができるさっぱり系のアイテムを使用しても改善されない場合は、逆に保湿重視のアイテムで皮脂の分泌が落ち着く場合もあります。
敏感肌の場合は、低刺激処方のアイテムをチェックするようにしましょう。
●バランスの取れた食事、サプリメントの摂取と十分な水分補給を意識する
体の内側からのケアも大切です。栄養バランスの取れた食事を取ることを心がけ、食事から摂取しづらい成分はサプリメントで補うようにしましょう。特に、たんぱく質や各種ビタミンは肌のために意識したい成分です。
また、肌のうるおいを保つためには水分補給も重要。喉が乾いていなくてもこまめに水を飲む習慣をつけ、目安として1日あたり約2.5リットルの水を摂取しましょう。ただし、体の大きさや運動量によって適切な水分量は異なります。
●質の高い睡眠を十分に取る
睡眠不足だと肌も不調になりやすく、ターンオーバーが乱れやすい状態になります。時間を十分に取ることはもちろん、質のよい深い眠りになるように生活を整えましょう。
寝る前にアルコール・カフェインを摂取したり、スマホやパソコンの画面などを見たりすると睡眠の質に影響が出てしまいます。心理的なストレスも深い眠りを妨げるので、できる限り心身ともに健康な状態で眠りにつくようにしましょう。
まとめ
年齢を重ねることによる肌の変化は、誰もが感じるものです。シミ・シワなどのエイジングサインに焦点をあてたアイテムはたくさんありますが、エイジングケアの大前提は“保湿”です。保湿を基本にして20代のうちから早めにケアを始めることで、うるおった健康的な肌をキープしやすくなります。エイジングケアの基本を押さえたうえで、自分にあったケアを行っていきましょう。