2023.06.21

シーン別! 日やけ止めの選び方

ビューティーコラム

健やかで美しい肌を守るための必需品ともいえる“日やけ止め”。日やけ止めにはたくさんの種類があり、商品によっていろんなスペックがありますが、何を基準に選べばよいのでしょうか? 今回は、日やけ止め選び方について詳しく解説します。


日やけ止めに書かれてる“SPF”と“PA”って何?

私たちに降り注ぐ紫外線にはUV-A(紫外線A波)とUV-B(紫外線B波)があります。

紫外線が肌に与える影響のイメージ図

UV-Aは、肌の深い部分(真皮)にまで届いて、主にシワやたるみの原因になります。一方、UV-Bは肌表面(表皮)にダメージを与えて、主にシミや炎症の原因となります。

日やけ止めに記載されている“SPF”とは、主にUV-Bを防ぐ目安です。1~50の数値で表され、数値が大きいほどUV-Bを防ぐ効果は高くなります。SPFが51以上のものはすべて「50+」と表されます。

一方、“PA”とはUV-Aを防ぐ目安です。効果は「+」~「++++」の4段階で表され、+の数が多いほどUV-Aを防ぐ効果が高くなります。


新たに表示が始まった“UV耐水性”

最近、日やけ止めを選ぶための基準として新たに設けられたのが“UV耐水性”表示です。
UV耐水性とは水に触れない条件で測定した日やけ防止効果(SPF)が、水に触れたあとにどれだけキープされているかを示すものです。

海のイメージ

UV耐水性のレベルは「UV耐水性★」「UV耐水性★★」の2段階あり、★の数が多いほど耐水性が高くなります。


UV耐水性★:紫外線防止効果の耐水性が優れている
UV耐水性★★:紫外線防止効果の耐水性が非常に優れている



※★は☆と表示されることもあります。

プールや海など水に濡れることが予想されるシーンでは、UV耐水性表示があるものを選ぶのがおすすめです。


シーン別! 日やけ止めの選び方

効果的に日やけを防ぐためには、使用シーンに応じた日やけ止めを選ぶことが大切です。日やけ止めを選ぶ指標となる「SPF」「PA」「UV耐水性」をチェックして、使用シーンに応じた日やけ止めを選びましょう!

生活シーンに合わせた日やけ止めの選び方

紫外線から肌を守るためには、日やけ止めを正しく選び、きちんと塗ることが大切です。規定量よりも少なく塗っている人が多いという調査も出ているため、気持ち多めに塗るように心がけましょう。

おすすめの塗り方は「二度塗り」です。一度でたくさんの量を塗ろうとすると、塗りムラができたり、ヌルつきやベタつきが気になったりしますが、二度塗りだと十分な量をムラなく均一に塗布することができます。

▶日やけ止めの塗り方について詳しく知りいかたは「365日、紫外線注意報! 美肌を守る日焼け止めの塗り方」をご覧ください。

日やけ止めは「塗り直し」も重要です。できれば2時間おきに塗り直すのが理想です。水に濡れた後は、UV耐水性のあるものでも塗り直しは必要です。水に濡れた後に塗り直すときは、水気をしっかりふき取ってから塗り直してくださいね!

日やけ止めを塗っていてもうっかり紫外線を浴びてしまうこともありますよね。紫外線をたくさん浴びてしまったな……、という日は後悔する前にきちんとお手入れすることが大切! お手入れのポイントは「炎症を抑えること」「保湿すること」

日やけした肌は“やけど”したときと同じ状態。ほてりや赤みがあるとき濡れタオルなどで冷やして炎症を抑えましょう。肌が落ち着いた後は、うるおいをたっぷり補給して肌をいたわってあげましょう!

▶紫外線ダメージを受けた日のアフターケアについて詳しく知りたいかたは「紫外線ダメージを残さない! 日焼け後の正しいアフターケア方法」をご覧ください。

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