2024.09.20
高保湿ハンドクリームで乾燥対策!ハンドクリームの選び方と塗り方を解説
ビューティーコラム
秋から冬にかけて乾燥しやすい手肌。乾燥は手荒れの原因になるうえ、手は年齢が出やすい場所なのでしっかり保湿しておきたいもの。
この記事では、手の保湿に欠かせないハンドクリームの選び方や正しい塗り方を紹介します。「塗る頻度はどれくらい?」「高保湿なのにべたつかない商品はある?」などお悩みがある方はぜひ参考にしてください。
乾燥「手荒れ」の原因
乾燥による手荒れの原因としてまず挙げられるのは空気の乾燥です。湿度が下がる秋冬は特に手が乾燥しやすいでしょう。
手洗いによって皮脂を落とすことも乾燥につながります。洗浄力が高い石けんやハンドソープを使っていると、より手は乾燥しやすくなります。食器洗いの際に洗剤が手につくことや、手指のアルコール消毒も原因のひとつです。
さらに、皮膚のバリア機能が低下していることも乾燥・手荒れの原因に。バリア機能が低下する理由にはさまざまなものがあり、紫外線や花粉などの外的要因のほか、睡眠不足やストレスなど体の内側から影響が出ている場合もあるでしょう。
高保湿ハンドクリームの選び方
高保湿のハンドクリームを選ぶポイントは以下の3点です。保湿成分に注目したうえで、使いやすい商品を選びましょう
●保湿成分を重視して選ぶ
ハンドクリームの機能で最も重視したいのは、やはり保湿です。効果的な保湿成分が含まれている商品を選びましょう。
ハンドクリームに含まれる保湿成分には、セラミド・ヒアルロン酸・コラーゲン・ワセリン・シアバターなどさまざまなものがありますが、近年は保水有効成分の「ヘパリン類似物質」が注目されています。肌のうるおいを保つために重要である、うるおい構造(角層ラメラ)を立て直す働きを持つ成分です。肌がもともと持つ力に着目し、与えたうるおいをしっかりと密封します。
●肌タイプに合わせて選ぶ
顔と同じように、手にも肌タイプがあるので、自分の肌タイプに合ったハンドクリームを選ぶこともポイントです。敏感肌の方は、アルコールフリーやパラベンフリーのものや、低刺激処方のアイテムを選びましょう。脂性肌の場合は、油分が多いとべたつきすぎる可能性があるので、水分が多いみずみずしいテクスチャーがおすすめです。
●使用シーンに合わせて選ぶ
日中、周囲に人がいるときに塗る場合は無香料のハンドクリームを選ぶのがよいでしょう。仕事や家事の妨げにならないよう、べたつきが少ないかどうかもチェックしてください。パウダーやさらっとしたテクスチャーにするためのオイルなど、べたつきを防ぐ成分が含まれている商品もあります。
夜寝る前につけるハンドクリームは、べたつきが強くてもOK。使いやすさよりも保湿を重視して、就寝中にたっぷりうるおいを与えましょう。好みの香りから選んでリラックスするのもおすすめです。
ハンドクリームの正しい塗り方・使い方
ハンドクリームの保湿効果を最大限に発揮させるには、正しい塗り方・使い方をすることが大切です。以下の4点に注意しましょう。
●適量を使う
ハンドクリームの適量は、目安として1~2cmほどです。ただし、伸びのよさや油分の多さなどによって適量は異なります。手の甲から指先までしっかりとカバーしながらもべたつきすぎない量に調整して使用しましょう。
●マッサージしながら塗る
手の甲にハンドクリームを出したら、両手の甲をこすり合わせて広げていきます。次に手のひらを合わせてすり込み、指先・指の間・手の側面にもなじませましょう。この際、強くこすらずにやさしくマッサージをするように塗るのがポイントです。摩擦による肌荒れを防げるほか、丁寧に塗ることで細かい場所への塗り忘れも防げます。
●乾燥が気になる部位には重ね塗りをする
乾燥しやすい手の甲、指の関節などは重ね塗りをして念入りに保湿しておきましょう。重ね塗りをする際も強く擦りすぎず、マッサージしながらやさしく塗り込んだうえで重ねることを意識します。
●こまめに塗り直す
乾燥を感じたり手を洗ったりした際は、塗り直しをしましょう。特に空気が乾燥している秋冬はこまめに塗り、寝る前にも忘れずに使用することでうるおいをキープしやすくなります。
なお、ハンドクリームを塗る前は石けんやハンドソープで手を洗って古い角質や汚れを落としておきましょう。水気もしっかりと拭き取ってくださいね。
ハンドクリーム使用の注意点
ハンドクリームはこまめな塗り直しが大切ですが、過剰な使用は逆効果です。角質層に浸透しないほど多量のハンドクリームで肌を覆っていると、肌がもともと持っているうるおいを保つ機能が失われてしまう可能性があります。適量を適切な頻度で塗り直すことがポイントです。こまめに塗っているのに肌が乾燥する場合は、肌に合わない成分が含まれていることや、塗りすぎが理由かもしれません。
使い終わったあとは、しっかりと蓋を閉めて直射日光が当たらない場所や高温にならない場所に保管しておきましょう。暑さだけでなく寒さにも要注意。冬場に寒い洗面所から暖かいリビングに移動させるなどして大きな温度変化があると、変質してしまう可能性があります。
また、開封後は早めに使用するようにしましょう。
毎日の生活の中で頻繁に使う手は、どうしても肌が乾燥して荒れやすいものです。空気の乾燥・手洗い・アルコール消毒・肌のバリア機能の低下など、手が乾燥する原因はさまざま。うるおいをキープするためには、高い保湿効果を持つハンドクリームを惜しみなく使ってこまめにケアすることが欠かせません。保湿成分や使いやすさに注目してハンドクリームを選び、いつでもうるおった手を目指してください。