2026.06.29
商品企画・西田さんが語る、ゆらぎ肌の日に気をつけているスキンケア&ベースメイクのこと
インタビュー
季節の変わり目や忙しい日々のなかで、ふと気になる肌のゆらぎ。「なんとなくかゆい」「いつものスキンケアがしみる気がする」「メイクのりが悪い」――そんな日は、気持ちまで少し落ち込みやすいものです。
今回は、カルテHDの商品企画を担当する西田さんに、学生時代にアトピー性皮膚炎に悩んだ経験や、医療現場に医薬品の情報提供を行う、皮膚科領域のMR(医薬情報担当者)として働いていたころに学んだスキンケアの基本、そして今もときどき訪れる"ゆらぎ肌の日"を心地よく乗り切るためのヒントを伺いました。
健やかな肌を毎日をキープする!肌あれを防ぐスキンケア
私は学生時代にアトピー性皮膚炎に悩んでいた経験があり、肘や膝、目のまわりなどの乾燥やかゆみにずっと向き合ってきました。
今は落ち着いていますが、生活リズムの乱れなどが原因でときどき肌がゆらぐことがあります。だからこそ、朝に鏡を見て一日のテンションが下がってしまったり、メイクをするのが少し億劫になったりする気持ちはすごくよく分かります。コーセーマルホファーマ(株)の親会社であり、皮膚治療薬を扱う会社であるマルホ(株)に入社したのも、「自分がお世話になってきた領域で、誰かの役に立てる仕事がしたい」という想いがきっかけでした。
入社後にMRを経験するなかで、皮膚科の先生方から何度も教わったのが、肌を健やかに保つためには「洗う」「うるおす」「守る(UVケア)」という3つの基本のケアが何より大事だということです。特に毎日の「洗顔」は肌への影響が大きいため、肌がゆらぎやすいときほど落とすことに一生懸命になりすぎず、やさしく洗うことを意識しています。(実は私も最近、吹き出物が気になって毛穴まわりを頑張って洗いすぎてしまい、翌日に大反省したばかりです……!)

肌の調子が崩れそうなとき、赤みやブツブツがはっきり出る前に感じるのが「なんとなくかゆくて、無意識に手が顔にいってしまう」という初期サインです。先生方から教わって今も印象に残っているのが、「かく・さわるという行動そのものが肌への刺激になる」ということです。そこで何度もこすってしまうと悪化の原因になるため、「さわっていることに気づいたら、まず手を離す」を意識しています。
そのうえで、私が頼りにしている成分が「ヘパリン類似物質」です。この成分が持つ高い保湿力は、老若男女問わず多くの方にとっても大きなメリットがあるものだと確信しています。
だからこそ、カルテHDシリーズにはできる限り多くの製品にこの成分を共通して配合したいという強いこだわりを持って企画しています。また、肌がデリケートな日にも負担感なく使っていただけるよう、すべての商品で摩擦感なく、適度な保護感が得られる使用感を目指し、開発を行っています。
また、顔まわりでは「髪の毛」も意外な盲点です。些細なことに感じられるかとは思いますが、頬やフェイスラインに髪の毛が当たると、ニキビや肌あれの悪化の原因になるといわれています。
お肌がデリケートな日は、髪を結んだりクリップでまとめたりして顔にかからないように工夫することが、物理的な接触刺激を防ぐ大切なスキンケアの一環になります。顔まわりがすっきり見えるので、気分的にも少し前向きになれますよ。
デリケートなときも綺麗でいたい!肌あれしてしまったときのメイクのコツ
洗顔後のつっぱり感や、いつものスキンケアが少しピリッと感じる日は、「今日はなるべく肌をこすらない日」と決めて、刺激になりそうな接触を減らします。この考え方は、ベースメイクにおいても全く同じです。
肌あれやカサつきが気になる部分があるとついファンデーションを厚く隠したくなりますが、吹き出物や乾燥がある肌ではメイクが浮いてしまい、かえって肌あれやカサつきを目立たせる原因になります。塗る際にかかる摩擦ストレスも考慮し、私は「隠す」よりも「こすらず、視線を分散する」メイクを意識しています。
私の場合、ベースメイクには低刺激処方・ニキビのもとになりにくい処方でなめらかにのびるものを選び、指やスポンジでこすらずなでるように、もしくはやさしくポンポンとタップするような感覚で仕上げていきます。カバー力の高さを追うよりも、「肌に負担をかけずにナチュラルに仕上げること」を最優先にしています。
敏感肌だからといって、みんなが消極的な引き算のケアばかりをしたいわけではないですし、肌が気になる日ほどメイクで綺麗になって気分を上げたいですよね。だからこそ、私は気になる部分を完璧に隠そうとするのではなく、別のパーツに視線を集める方法を取り入れています。

たとえば、リップの色を少しはっきりした色にします。私の場合は、自分に合うお気に入りの色として、青みのある濃い目のローズ系のリップを使うことが多いです。リップに視線が集まることで、肌の気になるトラブルへの注目度を下げることができますし、自分に合う色をひとつ持っておくと、肌の調子が不安定な日でも「今日はこれでいこう」と前を向くことができます。
また、優秀なアイテムとして、「大きめのセルフレームメガネ(黒ぶちやべっ甲風)」をかけるのも非常におすすめです。メガネのフレームに視線が向くため、すっぴん感や赤みをカモフラージュしながら、トレンドのこなれ感をプラスしておしゃれに見せることができますよ。
そのほかにもピアスやヘアアクセサリーなど、ご自身の気分が上がるようなアイテムから「視線をそらす」をキーワードに選ばれるとよいと思います!
スキンケアの域を超えたら……次に試してみたいOTC(一般用医薬品)という選択肢
肌がデリケートに感じるときほど、「何かしなきゃ」と思って色々なアイテムを塗りたくなるものですが、そういうときこそ一度引き算をして、ケアをシンプルにすることも大切です。
万が一湿疹や強いかゆみなど、明らかな症状が出てしまっていつものスキンケアではどうしようもなくなったときは、医薬品という選択も大人のお肌をケアするためにおすすめです。薬局やドラッグストアで購入できるOTC医薬品、そして必要なときは皮膚科受診という選択肢を持っておくことが重要です。
コーセーマルホファーマでは、起きてしまった乾燥による肌トラブルに対応するOTC医薬品として、製造販売元であるマルホの技術が活きている「ヒフニック」も展開しています。ヒフニックは、高い保湿力を持つ一方で、症状のある肌への負担を考慮し、必要最低限シンプルな処方で作られているのが特徴です。

第二類医薬品左からメディカルC.HDRL・メディカルC.HDRクリーム(効能効果:乾皮症など)
化粧品によるスキンケアだけでは対応できない気になる症状がある場合は、使用上の注意を確認の上、店頭の薬剤師や登録販売者のかたにも相談しながら、ご自身の肌状態に合ったOTC医薬品をぜひ活用してみてください。もちろん、症状が長引くときや、強いかゆみ、赤み、ジュクジュク感などがあるときは、決して我慢をなさらず、速やかに皮膚科専門医に相談するのが一番の近道です。
さいごに
学生時代にアトピー性皮膚炎に悩んできた経験があるからこそ、肌あれが気になる日の不安や、それでもメイクやおしゃれを楽しみたいという気持ちは今でもすごくリアルに共感できます。
肌がゆらぐ日があっても、無理に攻めるのではなく、肌をこすらない、しっかりうるおす、紫外線などの外的刺激から守るという基本に戻れば大丈夫です。そして、ベースメイクを厚塗りして隠さなくても、リップやメガネ、ヘアアレンジを味方につけ、上手に視線を分散させれば、自分らしいオシャレをあきらめる必要はありません。
また、肌あれは生活リズムの乱れも大きな要因になります。私の場合、夜更かしの誘惑に負けそうな日は、スマホ画面を見続けるのをやめて、ラジコやPodcastなどの音声メディアを活用し、「聴くだけにして目を閉じる」方法で、寝るモード切り替えるよう工夫をしています。最近はお笑いやファッションのPodcastなど、コンテンツが充実しているので、おすすめです。
肌のために完璧な生活をするのは難しいけれど、肌がデリケートなときこそご自身のお肌にやさしく寄り添い、カルテHDを相棒に、毎日のキレイを前向きに楽しんでいただければうれしいです。



